でくのぼう的スピリチャルな世界

現実におきたちょっと非現実的なお話はいかが?

民俗学について~英雄じゃない人の歴史を知るには~

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この写真は、「枕がえし」という妖怪です。

 

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%95%E8%BF%94%E3%81%97
枕返し - Wikipedia

 いろいろな妖怪がいますね。

ほんとにいるのかは置いといたほうがいいですが。

民俗学という分野

別に私は大学のとき民俗学を専攻していたわけでもありません。

専門的に勉強したわけでもありません。

しかし、この分野の書物が大好きです。

英雄よりも平民の歴史を知りたい。

そんな思いもありこの分野の書物をちょくちょく読みます。

由来がなんであるかを知るのが好きなんですね。

こんな本がある。

今まで読んだ本でおもしろいなあと思った本を何冊か。

 

日本文化の形成 (講談社学術文庫)

日本文化の形成 (講談社学術文庫)

 

 この宮本さんは、民俗学は歩いて歩いてなんぼ!という考えがあり

自分の足で調査を時間をかけてしているというすごい人です。

 

民俗学を学ぶ人のために

民俗学を学ぶ人のために

 

 このシリーズはまったくの初めての人むきですね。

 

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

 

 この柳田国男先生が民俗学を確立しました。

日常を特別視する目をもった地位がある人が書いた遠野物語、

ただのおとぎ話ではないよなあと思います。

しかし、内容は「ほんまかいな?」というびっくりネタばかり。

 

禁忌習俗事典: タブーの民俗学手帳

禁忌習俗事典: タブーの民俗学手帳

 

 民俗学の重要なところはこの「タブー」について触れているという点です。

表だっていえないこと。

でも、事実なこと。それを残すということは日本人の一番きらう「恥」に

ふれることになります。

 

差別の民俗学 (ちくま学芸文庫)

差別の民俗学 (ちくま学芸文庫)

 

 この赤松先生は「文書なんかきれいごとしか書いてないから事実じゃないやい!」ということを言っています。

 

漢字なりたちブック 1年生: 白川静文字学に学ぶ

漢字なりたちブック 1年生: 白川静文字学に学ぶ

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 この白川静先生の文字学はロマンがあります。

中国のえげつない(昔はそれが当たり前だったのですが)風習などを知ることになりますが。

「道」という漢字のなりたちでなぜ「首」が使われるのかを知ることができます。

 

民俗学を知るのに楽しい博物館

大阪に住んでいたらぜひ訪れてほしいです。

一日では回れません。


大学共同利用機関法人 人間文化研究機構|国立民族学博物館